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Thursday, September 19, 2024

僕たちの京都ウェディング

 

今春、夫と私は京都で結婚しました。もともとはオーストラリアで結婚式を挙げる予定でした。なぜなら、オーストラリアは私たちの関係にとって特別な場所であり、夫が付き合い始めた最初の1年間、そこで働いていたからです。また、オーストラリアでは同性婚が合法で、観光客でも国籍に関係なく結婚を登録することができる点も魅力でした。

オーストラリアで結婚するには、まず法律で認められた司式者を見つけ、事前登録が必要です。当時、私たちは台湾人の妻を持つ、しかも中国語でコミュニケーションが取れる司式者を見つけ、彼にメルボルン植物園で小さな屋外結婚式をお願いする予定でした。しかし、新型コロナウイルスの影響で計画が頓挫し、結局オーストラリアでの結婚式は実現しませんでした。

その後、インターネットで日本の一部の寺院が同性婚を受け入れているというニュースを目にし、京都で結婚式を挙げるというアイデアが浮かびました。まず、京都にある春光院という寺院が同性婚を執り行っていることを知り、問い合わせましたが、うまくいきませんでした。その後、「Petit Wedding」という日本で小さな結婚式を専門に扱う会社をインターネットで見つけました。この会社は同性婚の経験があるようで、料金も非常に透明だったので、日本語と英語で問い合わせメールを送ったところ、なんと中国語で返事が来ました。私たちの結婚式を手伝ってくれるとのことで、最終的に小さなセレモニー、結婚写真、そしてランチバンケットを含む結婚式を無事に挙げることができました。

最初は友達3人だけを招待する予定でしたが、本当にこじんまりとした結婚式になる予定でした。その後、他の友人にも声をかけたところ、数人が自費で航空券を買って結婚式に参加してくれることになりました。最終的には台湾から8人の友人が京都に来てくれました。清水寺の近くにある一軒家を丸ごとレンタルし、4泊一緒に泊まりました。毎晩レストランで飲んだ後、また家に戻って飲み直すという、まるで修学旅行のような楽しい時間を過ごしました。

小さな結婚式京都は祇園の白川巽橋の近くにあり、観光客は多いものの、騒がしすぎない場所です。結婚式当日は朝9時ごろに会場に到着し、準備とリハーサルを行いました。セレモニーは12時前に終了し、12時半からランチを楽しみました。最終的に皆が会場を後にしたのは2時過ぎで、その後、夫と私は鴨川沿いを自転車で走りながら下鴨神社まで行く時間もありました。私が望んでいた効率的な結婚式が実現しました。

この結婚式の特別な点は、私が伝統的な日本の花婿衣装である「紋付羽織袴」を着たことです。この衣装は多くの層があり、着付けには専門の着物の先生の助けが必要でした。着てみると、まるで別人のようで、本当に素晴らしかったです。

結婚式はYouTubeに日本語と英語字幕付きの動画としてアップしています。興味がある方は「Cecil's Channel」でご覧いただけます。

僕たちの京都ウェディングビデオ

結婚式を終えた後、台湾で結婚登録を完了するまでには少し時間がかかりました(日本での同性婚式は法的効力がありません)。最終的に、私たちは正式に夫夫となりました。これからも、この関係を一生大切にしていこうと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。